映画

近所の映画館でトム・クルーズのスパイ大作戦を見てきました。
話はわかりやすく、とにかくアクションのアイデアてんこ盛り。伏線も上手に張るし、娯楽映画の王道ですね。
脚本は何度書き直してるんだろうか。何人くらいで書いてるんだろうか。
ハリウッド映画って、映像技術にお金をかけていることに目が行きがちなんですけど、実は脚本の力の入れ方が重要なんですよね。
邦画はだいたい脚本の時点でコケているのが不思議。関連企業に無理にチケット売りつける&大規模宣伝で興行的には回収できるんでしょうけど、もっとちゃんと作れば海外に映画売れるんじゃないですか?(と正月早々愚痴ってしまった)
DVDを買ったままずっと見ずに置いたままだった「パンズ・ラビリンス」(ギレルモ・デル・トロ監督)も見ました。
ファンタジーなんだけど、現実の戦争(スペイン内戦)とリンクさせた重い内容。というレビューをしってて見るのを躊躇ってたんです。
で、やっと見ました。
うん重い。辛い。でも美しい。
ギレルモ・デル・トロ監督は凄い。美的感覚は優れているんだけど、それに溺れることなく、脚本や演出やカット割りがしっかりしています。無駄な部分がありません。
子供が主役のファンタジー映画だけど大人向けです。けっして子供には薦められません。でも、大人には薦めたい。
スペイン内戦ってよく知らなかったです。この映画を見ても細かな説明はありません。ちょっとスペイン内戦について調べてみると、かなりひどいものだったようですね。
反戦映画としても私の中では「ホテルルワンダ」と並ぶ映画になりました。