「告白」
すごい映画でした。邦画って、独りよがりに陥っちゃう監督さんが多い印象ですけど、この人はきちんと作品を作り上げる人ですね。
登場人物ひとりひとりの掘り下げ方は、深く見えて深くない。それは告白という進行だから仕方が無いのかな。本音のようでそれは本音にはなっていない。
伏線がきちんと拾われて収束して良く映画は気持ちがイイですね。
「書道ガールズ」
爽やかな内容の美少女映画。
少女たちの演技も頑張ってていい感じ。
実話を元にしているらしいけど、時代背景を感じさせるセリフ(小泉元首相のモノマネ)は必要なんだろうか?
最近の成功系邦画のパターンに沿った話の展開は目新しさはないけれど、安心して見れました。
しかし、映画見たあとで知ったのですが、この映画は日本テレビがかなり後押ししてたんですね。朝の情報番組を見てないので全然知りませんでした。(日本テレビがスポンサーだから小泉首相のモノマネが入ったの?)
パンフレット買ったら、日本テレビの紹介ばかりでちょっと残念。もっと出演者さんのコトとか知りたかったです。
「アリスインワンダーランド」
3Dではなく2Dで見ました。吹替版。
構図もカット割りも3D向けなので、2Dで見ていると違和感がありました。変にカットが冗長だったり、妙なカメラアングルだったり。
内容は、少女が大人になる物語でした。
子供向けで、ティム・バートンの毒っけは少なかった。
この映画の特番で、映画配給の人が、この映画のCMをどう作るか考えてるTV番組を見ました。アリスの戦闘シーンを全面に押し出すTVCMにしたと自慢げに紹介してたんですが・・・・・・。
ちゃんと映画のテーマをつかんで、それに沿ったTVCMにした方がよかったんじゃないでしょうか?戦闘シーンは悪くないけど、映画を見たあとであの戦闘シーンをCMに選んだ意味に思いあたるような、そんなTVCMなら相乗効果があるのに・・・・。
邦画は内容もアレなのが多いから仕方ないですけど、
洋画も宣伝とか邦題が下手なのが多い気がします。CMで損しているような。